「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢をみない」を観てきました。といっても観てからだいぶ経ってますが。
テレビシリーズは全て視聴、原作小説未読。
テレビシリーズでの予告通り最終回からの続き。
翔子さんが咲太の家に突然やってきて、麻衣先輩とバッティング。ここでの修羅場は面白かった。青春ですなぁ。後々この時の翔子さんの挑発的な行動は、後の自分の運命と咲太と恋人同士である麻衣さんへの意趣返しのようなものなんだなと思うと、更にグッときます。
この作品の面白いところは、咲太の理解力の早さ。牧之原さんの心臓病が悪化してICUに担ぎ込まれ、自分の胸の傷が開いて倒れた時、牧之原さんの胸には自分の心臓があるのではと素早く気づく。本来ならこの辺りはひっぱったりするけれど、この展開の早さ、というか咲太の理解力の早さが観ている側をモヤモヤさせないところが一つの特徴だと思うわけです。
事故に遭う事実を翔子さんから知らされた咲太と麻衣さん。特に麻衣さんは咲太の性格を理解しているからこそ彼に自分と生きて欲しいと懇願する。
この辺が麻衣さんのスゴイところで、結局自分がどれだけお願いしても咲太の自己犠牲は決して止められないと分かっている。結果、その先の悲劇になるんだけれど。
自己犠牲の精神を捨てられない咲太は事故現場に向かう。が、自分が事故に遭うその時、麻衣さんが身代わりになって死亡という衝撃の展開に。
これがまた巧いと思った。結果咲太は麻衣さんの死によって、そのあと残された人がどれだけ苦しむかを思い知ることに。自分が死んで牧之原さんを助けたとしても、自分の死を麻衣さんがどれだけ悲しむのか身をもって体験する咲太。これが強烈なインパクトになって「自分は牧之原さんになにもできない」という結論に繋がって行く。
自己犠牲は時として残されたものを絶望のどん底に叩き落すという事実を身をもって体験させるというコトの強烈な説得力。結果、過去に戻った…というか未来を見せに行った咲太は過去の自分の自己犠牲を妨害し、歴史を修正することに成功する。
過去の事象に関わった咲太が、その事象で観測してもらうためにいろいろ目立とうと奔走するなか、結局咲太を観測するのが古賀ちゃんであるところはフフッとなった。あの明るいキャラはここぞというポイントを持っていくなぁと。素晴らしいキャラです。
牧之原さんを救えなかった咲太は、それでも、自分の思い出や人間関係を捨ててまで過去を改変し、彼女を救おうと考える。
確かに命がなくなるわけではないのでそれをやろうとする咲太の考えは理解できないわけじゃないけど…彼の自己犠牲の精神は未だ変わらずなんだな。それが咲太の本質なんだろうけども。国見や双葉、そして麻衣さんとも会えなくなる可能性があると考えると恐ろしいのではと。まぁ、さすがに主人公メンタルだな。
ラスト、結局歴史が改変されて牧之原さんにはドナーが現れ、彼女は助かり、最初の砂浜で出会った二人は再び過去を思い出した。という形で幕。翔子さんの咲太に対する思いもすごいけど、やっぱり麻衣さんにはかなわないね。まさにイイ女。圧倒的存在感です。
少しわからなかったんだけど、結局、牧之原さんは別のドナーで助かったわけだけど、あれは咲太が過去の改変をやってのけた結果というコトなんだろうか。それとも、牧之原さんが思春期症候群を利用して歴史を改変したのか。どうなんだろうか。牧之原さんの言葉を聞くと後者な気がするんだけども。
とりあえず映像作品全て観たので、ここら辺で原作を買ってみよと思ってます。
2019年09月01日
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢をみない
posted by 天誅丸 at 11:09| Comment(0)
| アニメ
2019年05月28日
さよならの朝に約束の花をかざろう
「さよならの朝に約束の花をかざろう」を観ました。ホントは劇場行きたかったんだけど時間が作れませんでした。
監督はこれが初監督作品になる有名脚本家の岡田麿里氏。彼女の作品は自分も好きな作品が多く、彼女独特のドロッドロな展開とか大好物だったりします。
さて、感想なんですが…
面白かったです。綺麗なマリーを見させてもらった感じですね。
長命種族のイオルフ人が絵に描いたようなアホな王様に攻め込まれ、そこにいた少女が無理矢理アホ王子の妃にさせられた上にその子供まで産まされるという…この文章だけ読むとダークなマリーですが、主人公はこちらではありません。
その時に辛くも逃げた別のイオルフ人の少女、マキアが主人公。彼女は盗賊に襲われた村の中で生き残った子供を偶然拾います。マキア自身は長命種族とはいえこの時は本当に見た目通りの年齢だったようです。なので子育てなど初の経験。四苦八苦することになります。まぁ、肝っ玉母さんの”ミド”と出会ったことで彼女の序盤はホントに助かりましたね。ミドさんちょっと便利キャラ過ぎな感はありますが、2時間弱という時間を考えるとなくてはならないキャラでしょう。
イオルフは別れの一族と言われています。同じ種族ならまだしも、普通の人間とは大幅に寿命が違い、族長からは「もし一族の外に出たら誰も愛してはいけない」と言われます。実際、エピローグで変わらない容姿のマキナが年老いたエリアルの元を訪ねます。最後にコトバを交わしてエリアルを看取ると、一人大泣きするマキア。
我が子のように育てたエリアルに先立たれてマキナは大泣きする訳ですが、マキナ本人はそれが決して悪いことだとは思いませんでした。エリアルと出会たことは素晴らしいと思えたわけですね。素晴らしいからこそ悲しい。悲しいけれど決してそれは悲しみだけではない。そこに帰結するまでのエピソードをエリアルを懸命に育てる話として大部分を使ったというのがよかったなと。エリアルとの日々を思い出す最後のシーンはちょっとズルい。目から汗が出そうになりました。
身も蓋もないことをいうと、レイリアサイドの話はいらなかったかな。王様に連れ去られた話は分からないでもないけど、マキアとエリアルの話として考えると、向こうサイドとほぼ繋がらないので。むしろ、エリアルがワダカマリを抱えたまま家を出たその後とその妻ディタの結婚。ディタのマキナに対するわだかまりなんかを描いたらもっとよかったんじゃないかと。
レイリアサイドはほぼ救いナシでしたね。無理矢理作らされたとはいえ、腹を痛めて産んだ子に会いたいと思っても会わせてもらえず、その子供はイオルフの血を濃く受け継がなかったために王宮では隔離され、生きてた彼氏はちょっと頭がおかしくなってしまい彼女と心中を図ろうとしたり。そしてその恋人は目の前で致命傷を負ってしまう。最後の最後で王宮から脱出するわけだけど、初めて出会った娘に
「私を忘れて!私も忘れるから!」
と叫んで行ってしまう。
マキナと正反対の出会いと別れを経験したという揶揄かもしれないけれど、そこは必要なかったかな。「一緒に行こう!」ってならないところがマリーっぽいと言われればそうかもしれない。
これが1クールアニメだと、レイリア側の話がかなりドロドロになりそう。特に、レイリアとその彼氏だったクリム。そして、彼女を王の命令で連れ去りつつもその後の彼女の待遇を不憫に思っていたイゾル辺りが三角関係とかありそうな展開だなぁ。そして、エリアルがマキナのことを母ではなく女性として認識したりしそうで更にドロドロしそう。
それはそれで大好物ではありますが、2時間という中にまとめるという意味では今回の作品は素晴らしい出来だったと思います。ぜひ、再び監督していただきたいですね。
監督はこれが初監督作品になる有名脚本家の岡田麿里氏。彼女の作品は自分も好きな作品が多く、彼女独特のドロッドロな展開とか大好物だったりします。
さて、感想なんですが…
面白かったです。綺麗なマリーを見させてもらった感じですね。
長命種族のイオルフ人が絵に描いたようなアホな王様に攻め込まれ、そこにいた少女が無理矢理アホ王子の妃にさせられた上にその子供まで産まされるという…この文章だけ読むとダークなマリーですが、主人公はこちらではありません。
その時に辛くも逃げた別のイオルフ人の少女、マキアが主人公。彼女は盗賊に襲われた村の中で生き残った子供を偶然拾います。マキア自身は長命種族とはいえこの時は本当に見た目通りの年齢だったようです。なので子育てなど初の経験。四苦八苦することになります。まぁ、肝っ玉母さんの”ミド”と出会ったことで彼女の序盤はホントに助かりましたね。ミドさんちょっと便利キャラ過ぎな感はありますが、2時間弱という時間を考えるとなくてはならないキャラでしょう。
イオルフは別れの一族と言われています。同じ種族ならまだしも、普通の人間とは大幅に寿命が違い、族長からは「もし一族の外に出たら誰も愛してはいけない」と言われます。実際、エピローグで変わらない容姿のマキナが年老いたエリアルの元を訪ねます。最後にコトバを交わしてエリアルを看取ると、一人大泣きするマキア。
我が子のように育てたエリアルに先立たれてマキナは大泣きする訳ですが、マキナ本人はそれが決して悪いことだとは思いませんでした。エリアルと出会たことは素晴らしいと思えたわけですね。素晴らしいからこそ悲しい。悲しいけれど決してそれは悲しみだけではない。そこに帰結するまでのエピソードをエリアルを懸命に育てる話として大部分を使ったというのがよかったなと。エリアルとの日々を思い出す最後のシーンはちょっとズルい。目から汗が出そうになりました。
身も蓋もないことをいうと、レイリアサイドの話はいらなかったかな。王様に連れ去られた話は分からないでもないけど、マキアとエリアルの話として考えると、向こうサイドとほぼ繋がらないので。むしろ、エリアルがワダカマリを抱えたまま家を出たその後とその妻ディタの結婚。ディタのマキナに対するわだかまりなんかを描いたらもっとよかったんじゃないかと。
レイリアサイドはほぼ救いナシでしたね。無理矢理作らされたとはいえ、腹を痛めて産んだ子に会いたいと思っても会わせてもらえず、その子供はイオルフの血を濃く受け継がなかったために王宮では隔離され、生きてた彼氏はちょっと頭がおかしくなってしまい彼女と心中を図ろうとしたり。そしてその恋人は目の前で致命傷を負ってしまう。最後の最後で王宮から脱出するわけだけど、初めて出会った娘に
「私を忘れて!私も忘れるから!」
と叫んで行ってしまう。
マキナと正反対の出会いと別れを経験したという揶揄かもしれないけれど、そこは必要なかったかな。「一緒に行こう!」ってならないところがマリーっぽいと言われればそうかもしれない。
これが1クールアニメだと、レイリア側の話がかなりドロドロになりそう。特に、レイリアとその彼氏だったクリム。そして、彼女を王の命令で連れ去りつつもその後の彼女の待遇を不憫に思っていたイゾル辺りが三角関係とかありそうな展開だなぁ。そして、エリアルがマキナのことを母ではなく女性として認識したりしそうで更にドロドロしそう。
それはそれで大好物ではありますが、2時間という中にまとめるという意味では今回の作品は素晴らしい出来だったと思います。ぜひ、再び監督していただきたいですね。
posted by 天誅丸 at 10:42| Comment(0)
| アニメ
2017年07月09日
正解するカドは不正解だった
正解するカド、面白かったんですが、個人的には最後「どうしてこうなった…」が正直な感想。面白かったぜ!という方はスルーで。
できればザシュニナは悪役にならずにいて欲しかった。交渉が前面に出ていたわけだから、もうちょっと話し合いで終わらせて欲しかったですねぇ。
途中までは面白かったんですよ。カドを転がす辺りまでは。ただ、前半微妙なキャラだった沙羅花さんが"くり"Tシャツを着た辺りから変化をはじめ、ザシュニナの不敵な笑み辺りから完全な進路変更を感じました(アニメの中ではなく自分の感想的に)。
最後、ザシュニナの意表を突くということで「作ったアーマーはブラフで、実は小作りが本物でした」ってのはすっ飛びすぎて呑み込めなかったです。いや、ああいう視聴者も含めた意表の付き方はアリではありますが、なんというか、そういう意表の付き方じゃ、最初の"交渉"が何処かへ行ってしまう。
最初はよかったんですよ。テクノロジーも概念も完全に高次元の生命体が地球にもたらした技術が起こす大きな波乱。人類全体での認識の違いや葛藤。そういう大きなお話が、沙羅花さんが前面に出てきてから急激にコンパクトなお話になってしまった感じでした。
本当は、真道さんとザシュニナの間にできた概念の齟齬を交渉で解決する、みたいな展開を期待していたんですが、やはり、そいうお話は正解を描くのが難しいってことなんですかね。最後はザシュニナが人類をモルモット程度にしかみていなかった的な定番展開になってしまい、敵対関係からの最強娘にボッコボコという情けないオチに。ザシュニナさんには納得したうえでお帰りいただきたかった。
それと、あの場合、真道さんが死ぬ必要性があったんだろうか。娘があれだけ強ければ、真道さんが死ぬことはなかったと…。その辺がよくわからないというより、なんで死んじゃったの?という疑問がひたすら頭をもたげましたねぇ。それと花森くん。いくら世界のためとはいえ自分の16年を奉げてまで他人の娘を育てるなんて健気すぎる。
まぁ、なんというかホントに私の中では不正解になってしまったカドでした。
さて、ここからはエロいお話。サークル天山工房的なw。イヤな方はスルーで。
思ったんですよ。真道さんと沙羅花さんはいわゆる"精神と時の部屋"で小作りしたわけですよね。で、真道さんは少なくとも娘が生まれてすぐその"部屋"を出たんではないかと。16年だと見た目が変わってしまいますからね。沙羅花さんは流石に生まれたばかりの赤ちゃんを放り出すわけにも行かず、2.3年はいたんじゃないかと考える訳ですよ。まだ若いから2.3年で見た目変わらないし。すると、そこには沙羅花と花森くんが残るわけで。花森くんは沙羅花さんが異邦存在で裏切り者だと聞かされた時、結構落ち込んでいたことを考えると、好意はあったわけなんですよ。そして、そこで2.3年家族として過ごせば…。
やべぇ、NTR的なカドを描きたくなってきたw
できればザシュニナは悪役にならずにいて欲しかった。交渉が前面に出ていたわけだから、もうちょっと話し合いで終わらせて欲しかったですねぇ。
途中までは面白かったんですよ。カドを転がす辺りまでは。ただ、前半微妙なキャラだった沙羅花さんが"くり"Tシャツを着た辺りから変化をはじめ、ザシュニナの不敵な笑み辺りから完全な進路変更を感じました(アニメの中ではなく自分の感想的に)。
最後、ザシュニナの意表を突くということで「作ったアーマーはブラフで、実は小作りが本物でした」ってのはすっ飛びすぎて呑み込めなかったです。いや、ああいう視聴者も含めた意表の付き方はアリではありますが、なんというか、そういう意表の付き方じゃ、最初の"交渉"が何処かへ行ってしまう。
最初はよかったんですよ。テクノロジーも概念も完全に高次元の生命体が地球にもたらした技術が起こす大きな波乱。人類全体での認識の違いや葛藤。そういう大きなお話が、沙羅花さんが前面に出てきてから急激にコンパクトなお話になってしまった感じでした。
本当は、真道さんとザシュニナの間にできた概念の齟齬を交渉で解決する、みたいな展開を期待していたんですが、やはり、そいうお話は正解を描くのが難しいってことなんですかね。最後はザシュニナが人類をモルモット程度にしかみていなかった的な定番展開になってしまい、敵対関係からの最強娘にボッコボコという情けないオチに。ザシュニナさんには納得したうえでお帰りいただきたかった。
それと、あの場合、真道さんが死ぬ必要性があったんだろうか。娘があれだけ強ければ、真道さんが死ぬことはなかったと…。その辺がよくわからないというより、なんで死んじゃったの?という疑問がひたすら頭をもたげましたねぇ。それと花森くん。いくら世界のためとはいえ自分の16年を奉げてまで他人の娘を育てるなんて健気すぎる。
まぁ、なんというかホントに私の中では不正解になってしまったカドでした。
さて、ここからはエロいお話。サークル天山工房的なw。イヤな方はスルーで。
思ったんですよ。真道さんと沙羅花さんはいわゆる"精神と時の部屋"で小作りしたわけですよね。で、真道さんは少なくとも娘が生まれてすぐその"部屋"を出たんではないかと。16年だと見た目が変わってしまいますからね。沙羅花さんは流石に生まれたばかりの赤ちゃんを放り出すわけにも行かず、2.3年はいたんじゃないかと考える訳ですよ。まだ若いから2.3年で見た目変わらないし。すると、そこには沙羅花と花森くんが残るわけで。花森くんは沙羅花さんが異邦存在で裏切り者だと聞かされた時、結構落ち込んでいたことを考えると、好意はあったわけなんですよ。そして、そこで2.3年家族として過ごせば…。
やべぇ、NTR的なカドを描きたくなってきたw
posted by 天誅丸 at 17:39| Comment(0)
| アニメ
2017年06月30日
月がきれい
「月がきれい」が最終回を迎えました。
オリジナルアニメで中学三年生の初恋を描いた作品。
ぶっちゃけ、完全にダークホースでした。でも、最終回まで観終わって、ここ数年では最高だと思います。中学生の特殊能力もなければ大事件も起きない普通の青春ラブストーリー。でも、初回から引き込む魅力があって毎回楽しく観てました。
このアニメ、やはり最大のキモは登場人物を中学生にしたこと。中学生だからこそぎこちない心の動きや態度に納得できるし、微笑ましく観ていられる。小太郎くんの態度を観ながら「どうしてそこで追いかけないんだっ!」とか、「なんでそう返しちゃうの?」って展開も、初恋の中学生なら「そうなっちゃうよなー」とか、初めての付き合いなら秘密にしちゃうよなぁとか、幼い行動も納得できる。中学生からしたら片道2時間なんて距離、果てしなく遠いよね。とはいえ、小太郎君がまるでダメかというと、遊園地の時に比良くんと二人きりだった茜ちゃんをみつけると「彼女だから」と堂々と宣言して男を見せたり。
大人サイドからみれば学力的に無理なのに彼女と一緒の学校に通いたいからと"通学時間2時間"なんて学校、普通は受験させないけれど、それも最後は理解して許してくれて、がんばって受験勉強してる息子をしっかり見守って学校と交渉してくれる母親。小太郎くんに要所要所で重要なアドバイスをくれる書店の立花さん。ここぞというところで絶妙なフォローをしてくれる友人のろまん。支えてくれる脇の人たちもいい味出してました。
付き合い始めてから、その先どうやってお話を展開させるんだろうかと思ったけど、最終回までしっかり面白かった話の組み立ては素晴らしいの一言でした。
EDのLINEが主人公二人の会話だったことのネタ晴らしや、結婚して子供が出来るところまでしっかり描いたこと(これをエピローグとしてEDにまとめたのもよかった)も、最後の最後までスッキリしました。
正直、ちょっと不安だったんですよ。中学生の初恋って結婚まで成就することなんてほぼほぼないし。となれば、最後はすれ違ってオシマイなのではと。なにより太宰治がタイトルモチーフになってるし、「僕の初恋はこうして終わりを告げた」なんて結末もありえると感じていたから。でも、最後の投稿小説からの流れは素晴らしかったし、ハッピーエンドでよかったです。
スタッフのみなさん、ありがとうございます、そしてお疲れさまでした。BD‐BOX買いますよ!
オリジナルアニメで中学三年生の初恋を描いた作品。
ぶっちゃけ、完全にダークホースでした。でも、最終回まで観終わって、ここ数年では最高だと思います。中学生の特殊能力もなければ大事件も起きない普通の青春ラブストーリー。でも、初回から引き込む魅力があって毎回楽しく観てました。
このアニメ、やはり最大のキモは登場人物を中学生にしたこと。中学生だからこそぎこちない心の動きや態度に納得できるし、微笑ましく観ていられる。小太郎くんの態度を観ながら「どうしてそこで追いかけないんだっ!」とか、「なんでそう返しちゃうの?」って展開も、初恋の中学生なら「そうなっちゃうよなー」とか、初めての付き合いなら秘密にしちゃうよなぁとか、幼い行動も納得できる。中学生からしたら片道2時間なんて距離、果てしなく遠いよね。とはいえ、小太郎君がまるでダメかというと、遊園地の時に比良くんと二人きりだった茜ちゃんをみつけると「彼女だから」と堂々と宣言して男を見せたり。
大人サイドからみれば学力的に無理なのに彼女と一緒の学校に通いたいからと"通学時間2時間"なんて学校、普通は受験させないけれど、それも最後は理解して許してくれて、がんばって受験勉強してる息子をしっかり見守って学校と交渉してくれる母親。小太郎くんに要所要所で重要なアドバイスをくれる書店の立花さん。ここぞというところで絶妙なフォローをしてくれる友人のろまん。支えてくれる脇の人たちもいい味出してました。
付き合い始めてから、その先どうやってお話を展開させるんだろうかと思ったけど、最終回までしっかり面白かった話の組み立ては素晴らしいの一言でした。
EDのLINEが主人公二人の会話だったことのネタ晴らしや、結婚して子供が出来るところまでしっかり描いたこと(これをエピローグとしてEDにまとめたのもよかった)も、最後の最後までスッキリしました。
正直、ちょっと不安だったんですよ。中学生の初恋って結婚まで成就することなんてほぼほぼないし。となれば、最後はすれ違ってオシマイなのではと。なにより太宰治がタイトルモチーフになってるし、「僕の初恋はこうして終わりを告げた」なんて結末もありえると感じていたから。でも、最後の投稿小説からの流れは素晴らしかったし、ハッピーエンドでよかったです。
スタッフのみなさん、ありがとうございます、そしてお疲れさまでした。BD‐BOX買いますよ!
posted by 天誅丸 at 14:07| Comment(0)
| アニメ
2016年12月09日
映画 「艦これ」観てきました
ゲームの艦これ、艦隊これくしょんですが、私もしっかりはまってます。とはいえ今年の春イベで最終作戦のラスダンで3日かけてもゲージが割れず、タイムアップでアイオワを逃して以来、ふて寝して半年遠ざかってました。
秋のイベントから復帰で無事最後まで完走。とはいえサボってた分、資源もバケツも足らず、E5だけ丙でクリアしましたが…。
さて、友達と飯食ったついで、と言ってはなんですが、近場でやっていたのでレイトショーを観てきました。
以下ネタバレです。
お話は完全にアニメの続編。ゲームをやらずアニメも観てないとさっぱりわからないでしょう。でもそれは問題ないです。みんな百も承知でしょうし、なにも知らずに映画を観に行く人はほぼいないと思います。
流石に劇場版だけあって艦隊戦は迫力があって良かったです。特に砲撃戦時の音。劇場の音響システムもあって迫力がマシマシになってました。舞台はソロモン戦。アイアンボトムサウンドです。
序盤は鳥海旗艦の第六戦隊込、第八艦隊の戦闘。第一次ソロモン海戦。鳥海、加古、古鷹は既に改二に改装済みで登場。夜戦で探照灯を照射する鳥海がしっかり的になってました。第一砲塔が被弾したり、史実を意識したシーンもあったりしましたね。ああいうダメージシーンはテレビにはあまりなかった感じで、比叡に直撃するシーンとか、痛そうでした。加古は生き残りましたよ。
その後、ソロモン海域から謎の声がするという話になり、その海域を航行すると艤装が破損してしまうという事態に。第一次ソロモン海戦ではアニメで轟沈した如月が深海棲艦から生まれて復帰。いわゆる、コレが今回の物語の基幹で、沈んだ艦娘は深海棲艦になり沈んだ深海棲艦は艦娘に生まれ変わるとう事実。どうやらこの鎮守府の加賀さんも二隻目らしく、一度轟沈したあと深海棲艦を経て艦娘に生まれ戻ったらしい…でいいのよね?
で、一つ疑問が。戻ってきた如月はいずれ深海棲艦になると言われるんだけど、深海棲艦から如月に生まれ戻ったのではないのかな?なんでまた深海棲艦に戻ってしまうのだろう。それが理解できなかったかなと。深海棲艦が罠を張って、”轟沈した如月をそのまま保存、ソロモンまで取っておいて艦娘たちのもとに送り込んで内側から破壊する作戦”というならわからなくもないけれど、そもそも生まれ戻りがバレている以上、そんな作戦通用しないだろうし…。
また、ソロモン海域の異常の原因が吹雪だったわけだけど、何故吹雪だけが特別なのか。その辺の理由付けが”主人公だから”くらいしかないのがちょっと…。
その後のソロモン海戦でも比叡の大破、夕立の奮戦、暁が探照灯照射から集中攻撃食らったり、史実を匂わせる展開も。それと、艦娘の中には背中側に砲を装着している娘がいて、アレどうやって使うんだろうと思ってたんだけど、大和が使い方を披露していましたね。彼女はおそらく一番ボコされてました。個人的にはあそこで武蔵辺りが姉の救援に来る!とかあれば熱いと思ったんだけどなぁ。吹雪のイヤボーン的な解決がなければ、確実に艦隊は壊滅してる戦いで、いかにもソロモンという感じの乱戦ではありました。
個人的にはテレビは緩急に失敗した作品になってしまったけれど、映画はシリアスな展開で戦闘もエグい感じで良かったと思います。艦これやっててテレビも観てて、迫力ある海戦を観たいというのなら見る価値ありです。
秋のイベントから復帰で無事最後まで完走。とはいえサボってた分、資源もバケツも足らず、E5だけ丙でクリアしましたが…。
さて、友達と飯食ったついで、と言ってはなんですが、近場でやっていたのでレイトショーを観てきました。
以下ネタバレです。
お話は完全にアニメの続編。ゲームをやらずアニメも観てないとさっぱりわからないでしょう。でもそれは問題ないです。みんな百も承知でしょうし、なにも知らずに映画を観に行く人はほぼいないと思います。
流石に劇場版だけあって艦隊戦は迫力があって良かったです。特に砲撃戦時の音。劇場の音響システムもあって迫力がマシマシになってました。舞台はソロモン戦。アイアンボトムサウンドです。
序盤は鳥海旗艦の第六戦隊込、第八艦隊の戦闘。第一次ソロモン海戦。鳥海、加古、古鷹は既に改二に改装済みで登場。夜戦で探照灯を照射する鳥海がしっかり的になってました。第一砲塔が被弾したり、史実を意識したシーンもあったりしましたね。ああいうダメージシーンはテレビにはあまりなかった感じで、比叡に直撃するシーンとか、痛そうでした。加古は生き残りましたよ。
その後、ソロモン海域から謎の声がするという話になり、その海域を航行すると艤装が破損してしまうという事態に。第一次ソロモン海戦ではアニメで轟沈した如月が深海棲艦から生まれて復帰。いわゆる、コレが今回の物語の基幹で、沈んだ艦娘は深海棲艦になり沈んだ深海棲艦は艦娘に生まれ変わるとう事実。どうやらこの鎮守府の加賀さんも二隻目らしく、一度轟沈したあと深海棲艦を経て艦娘に生まれ戻ったらしい…でいいのよね?
で、一つ疑問が。戻ってきた如月はいずれ深海棲艦になると言われるんだけど、深海棲艦から如月に生まれ戻ったのではないのかな?なんでまた深海棲艦に戻ってしまうのだろう。それが理解できなかったかなと。深海棲艦が罠を張って、”轟沈した如月をそのまま保存、ソロモンまで取っておいて艦娘たちのもとに送り込んで内側から破壊する作戦”というならわからなくもないけれど、そもそも生まれ戻りがバレている以上、そんな作戦通用しないだろうし…。
また、ソロモン海域の異常の原因が吹雪だったわけだけど、何故吹雪だけが特別なのか。その辺の理由付けが”主人公だから”くらいしかないのがちょっと…。
その後のソロモン海戦でも比叡の大破、夕立の奮戦、暁が探照灯照射から集中攻撃食らったり、史実を匂わせる展開も。それと、艦娘の中には背中側に砲を装着している娘がいて、アレどうやって使うんだろうと思ってたんだけど、大和が使い方を披露していましたね。彼女はおそらく一番ボコされてました。個人的にはあそこで武蔵辺りが姉の救援に来る!とかあれば熱いと思ったんだけどなぁ。吹雪のイヤボーン的な解決がなければ、確実に艦隊は壊滅してる戦いで、いかにもソロモンという感じの乱戦ではありました。
個人的にはテレビは緩急に失敗した作品になってしまったけれど、映画はシリアスな展開で戦闘もエグい感じで良かったと思います。艦これやっててテレビも観てて、迫力ある海戦を観たいというのなら見る価値ありです。
posted by 天誅丸 at 16:53| Comment(0)
| アニメ
2016年10月03日
聲の形
「聲の形」観てきました!
面白かった!ぶっちゃけ「君の名は。」以上でした。まぁ、自分京アニファンなので偏ってるかもしれませんが。以下ネタバレ含みます。
原作は未読で映画を観ただけの感想です。
主人公の石田将也は小学6年の時、転校してきた聴覚障碍者であるヒロインの硝子をいじめてしまうわけだけど、これがまた彼一人の問題というよりも(確かに将也は十分問題児ではあるが)、そういう空気になったクラスの全体の問題。特にこの時一番問題だったのはやっぱりクラス担任だった。ダメ教師の見本みたいな対応でいじめを放置、いざ親からの抗議がきたら生徒一人に擦り付けて恫喝するびっくり対応。まぁ、ここでこの人がいい人だと物語が成り立たないので仕方ないんだけども。
結果、高額な補聴器を何台も壊した挙句無理やり取り上げた時に硝子に怪我までさせてしまった将也は、主犯格として吊し上げられてしまう。彼がやってきた直接的ないじめを考えると自業自得だけれど、それでも同じようにいじめていた、もしくは、見て見ぬふりをしてきたヤツらが一斉に掌を返すというのは本当に恐ろしい。彼はその後中学三年間をいじめられる側で過ごし、自分のやらかしたことの報いを受けることになる。
彼はその結果精神的に疲弊してしまい、視線恐怖症のような状態に。人の顔を見られず耳を塞いで世界を閉じてしまう。いじめてしまった硝子に会うために手話を学び、高校中にアルバイトで母が以前自分が壊した補聴器の弁償代を稼いで返却。自分の身の回りのものまで売り払い、最後は自殺を試みようとする。が、これはスタイルだけ。いや、実際それで済んでよかった。彼はこの時いい意味で度胸が無かった。実際、部屋のものをほぼ売り払ってしまったり、カレンダーにそれっぽい予定を書き込めばかぁちゃん気づくわな。結果、彼の無意識下でのSOSだったのだろう。
その後、死ぬことをやめた彼は硝子と交流しようと考える。そんななか、視線恐怖症で対人恐怖症な将也は高校でも友達を作ることができない。ここで、現れるのが永束友宏。彼がこの物語の潤滑油。物語の中で、ひたすら歯車を重くする要素の登場人物ばかりの中で、歯車を軽くしてくれる重要キャラ。永束くんのお陰で友達ができ、硝子とも交流できように。その後小学時代に彼女と仲良くなろうとしたことでいじめられ、不登校になってしまった佐原みよこを探しだして引き合わせる。これがうまくいったと思った将也は小学時代に硝子と関わった人たちとの関係修復を思い立つ。
で、ここから出てくる登場人物は本当に歯車を重くする。特に川井みき。彼女がおそらく一番始末が悪い。小学時代、いじめに加担してた割にはそれを認めようとせず、自分は悪くない、悪いのは将也だと糾弾するわけだ。この性格は後に大きなきっかけを作る。
それと植野直花。将也ほどではないけれど、彼女も積極的に硝子をいじめていた人物。硝子と仲よくしようとした佐原みよこをいじめて不登校になる一因になった。彼女は元々我が強く、高校生になって自分の意思をはっきりと言うようになっていた。彼女の各人物への感想は多少なりとも頷ける部分もあり、いい意味でも悪い意味でも人をよく見ていると思う。将也に気があるみたいだけれど、少なくとも小学6年から中学卒業まではいじめられていた将也を見て見ぬふりだったわけだから、意識不明の彼を今更甲斐甲斐しく見舞ってもなぁと。最近だと珍しいくらいの直情決行型。
それから、真柴智。高校生からの友人で川井の紹介で友達に。なにやら裏のある人物なのかなと思ったけれど、物語の中では特になにも描かれなかった。彼は正直なんで出てきたのかよくわからなかった。
個人的によかったなと思うのは硝子というキャラクター。障碍者というと苦難に立ち向かいさぞ達観している人物のように描かれることが多いように思うけれど、彼女はそんなことはない。自分に自信がなく、だからこそ「ありがとう」「ごめんなさい」で繋いでしまい、へらへらと笑ってしまう。自分の好きな人が目の前で崩れ落ちる様を見て、「自分がいるからダメなんだ」と飛び降り自殺を図ってしまうという暴挙にでる。そんな悩める普通の女の子に描かれていると思えた。
それと、硝子が将也に告白するところ。当初は「え?なんか唐突過ぎない?」と思ったが、改めて思い返してみれば、硝子にとって将也は嫌いな相手だけれど、自分に自信の持てない硝子が初めて我を通して喧嘩した相手。つまり、良くも悪くも硝子にとって特別な人だったのでは。そんな彼が、自分と意思疎通するために手話を学び、彼女のために佐原を探し出したりと奔走する姿はかっこよく映ったのかもしれない。彼女も普通の女の子であるなら、そんな男の子を好きになってしまうかもと思った。
終盤は将也の思い込みと川井の余計な被害妄想からあっという間に人間関係が険悪になり、その原因が自分にあると思い込んだ硝子は飛び降り自殺を図る。運よく将也によって救われるけれど、将也が大けがを負うことに。最後はお互い虫の知らせかいつの間にやらみんなの集合場所になっていた橋の上で再会。将也は硝子に謝罪とお願いをして改めて絆を深める。そして、最後はみんなと仲直りした将也は対人恐怖症を克服しはじめ、明るい音のある世界に戻ってきたのだった。
これで終わり?とも。物語の締めとしては悪くないけど、将也と硝子の関係は友達以上恋人未満みたいな感じだし、川井や直花との関係もやや消化不良だったような、と思ってしまった。小学以来いじめる側に回った島田とも関係修復されていないし。
それでも2時間という映画の中で、将也と硝子の二人に絞ったあのラストはよかったと思う。
BDが出たらぜひとも購入して観直したい。そして、これから原作を買ってこよう。
面白かった!ぶっちゃけ「君の名は。」以上でした。まぁ、自分京アニファンなので偏ってるかもしれませんが。以下ネタバレ含みます。
原作は未読で映画を観ただけの感想です。
主人公の石田将也は小学6年の時、転校してきた聴覚障碍者であるヒロインの硝子をいじめてしまうわけだけど、これがまた彼一人の問題というよりも(確かに将也は十分問題児ではあるが)、そういう空気になったクラスの全体の問題。特にこの時一番問題だったのはやっぱりクラス担任だった。ダメ教師の見本みたいな対応でいじめを放置、いざ親からの抗議がきたら生徒一人に擦り付けて恫喝するびっくり対応。まぁ、ここでこの人がいい人だと物語が成り立たないので仕方ないんだけども。
結果、高額な補聴器を何台も壊した挙句無理やり取り上げた時に硝子に怪我までさせてしまった将也は、主犯格として吊し上げられてしまう。彼がやってきた直接的ないじめを考えると自業自得だけれど、それでも同じようにいじめていた、もしくは、見て見ぬふりをしてきたヤツらが一斉に掌を返すというのは本当に恐ろしい。彼はその後中学三年間をいじめられる側で過ごし、自分のやらかしたことの報いを受けることになる。
彼はその結果精神的に疲弊してしまい、視線恐怖症のような状態に。人の顔を見られず耳を塞いで世界を閉じてしまう。いじめてしまった硝子に会うために手話を学び、高校中にアルバイトで母が以前自分が壊した補聴器の弁償代を稼いで返却。自分の身の回りのものまで売り払い、最後は自殺を試みようとする。が、これはスタイルだけ。いや、実際それで済んでよかった。彼はこの時いい意味で度胸が無かった。実際、部屋のものをほぼ売り払ってしまったり、カレンダーにそれっぽい予定を書き込めばかぁちゃん気づくわな。結果、彼の無意識下でのSOSだったのだろう。
その後、死ぬことをやめた彼は硝子と交流しようと考える。そんななか、視線恐怖症で対人恐怖症な将也は高校でも友達を作ることができない。ここで、現れるのが永束友宏。彼がこの物語の潤滑油。物語の中で、ひたすら歯車を重くする要素の登場人物ばかりの中で、歯車を軽くしてくれる重要キャラ。永束くんのお陰で友達ができ、硝子とも交流できように。その後小学時代に彼女と仲良くなろうとしたことでいじめられ、不登校になってしまった佐原みよこを探しだして引き合わせる。これがうまくいったと思った将也は小学時代に硝子と関わった人たちとの関係修復を思い立つ。
で、ここから出てくる登場人物は本当に歯車を重くする。特に川井みき。彼女がおそらく一番始末が悪い。小学時代、いじめに加担してた割にはそれを認めようとせず、自分は悪くない、悪いのは将也だと糾弾するわけだ。この性格は後に大きなきっかけを作る。
それと植野直花。将也ほどではないけれど、彼女も積極的に硝子をいじめていた人物。硝子と仲よくしようとした佐原みよこをいじめて不登校になる一因になった。彼女は元々我が強く、高校生になって自分の意思をはっきりと言うようになっていた。彼女の各人物への感想は多少なりとも頷ける部分もあり、いい意味でも悪い意味でも人をよく見ていると思う。将也に気があるみたいだけれど、少なくとも小学6年から中学卒業まではいじめられていた将也を見て見ぬふりだったわけだから、意識不明の彼を今更甲斐甲斐しく見舞ってもなぁと。最近だと珍しいくらいの直情決行型。
それから、真柴智。高校生からの友人で川井の紹介で友達に。なにやら裏のある人物なのかなと思ったけれど、物語の中では特になにも描かれなかった。彼は正直なんで出てきたのかよくわからなかった。
個人的によかったなと思うのは硝子というキャラクター。障碍者というと苦難に立ち向かいさぞ達観している人物のように描かれることが多いように思うけれど、彼女はそんなことはない。自分に自信がなく、だからこそ「ありがとう」「ごめんなさい」で繋いでしまい、へらへらと笑ってしまう。自分の好きな人が目の前で崩れ落ちる様を見て、「自分がいるからダメなんだ」と飛び降り自殺を図ってしまうという暴挙にでる。そんな悩める普通の女の子に描かれていると思えた。
それと、硝子が将也に告白するところ。当初は「え?なんか唐突過ぎない?」と思ったが、改めて思い返してみれば、硝子にとって将也は嫌いな相手だけれど、自分に自信の持てない硝子が初めて我を通して喧嘩した相手。つまり、良くも悪くも硝子にとって特別な人だったのでは。そんな彼が、自分と意思疎通するために手話を学び、彼女のために佐原を探し出したりと奔走する姿はかっこよく映ったのかもしれない。彼女も普通の女の子であるなら、そんな男の子を好きになってしまうかもと思った。
終盤は将也の思い込みと川井の余計な被害妄想からあっという間に人間関係が険悪になり、その原因が自分にあると思い込んだ硝子は飛び降り自殺を図る。運よく将也によって救われるけれど、将也が大けがを負うことに。最後はお互い虫の知らせかいつの間にやらみんなの集合場所になっていた橋の上で再会。将也は硝子に謝罪とお願いをして改めて絆を深める。そして、最後はみんなと仲直りした将也は対人恐怖症を克服しはじめ、明るい音のある世界に戻ってきたのだった。
これで終わり?とも。物語の締めとしては悪くないけど、将也と硝子の関係は友達以上恋人未満みたいな感じだし、川井や直花との関係もやや消化不良だったような、と思ってしまった。小学以来いじめる側に回った島田とも関係修復されていないし。
それでも2時間という映画の中で、将也と硝子の二人に絞ったあのラストはよかったと思う。
BDが出たらぜひとも購入して観直したい。そして、これから原作を買ってこよう。
posted by 天誅丸 at 21:27| Comment(0)
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2016年09月10日
君の名は。
新海誠監督の映画「君の名は」観てきました。
いやー、面白かった!新海監督といえばどちらかというとせつないエンディングが多い印象で、映画を観ながら途中ハラハラしっぱなしでした。
以下ネタバレ含む
体が不定期に入れ替わる主人公二人。心と体が入れ替わるというのはよくあるネタなんだけど、今回新鮮だったのは、この入れ替わりを二人の心の距離が近づく手段として使ったこと。途中から入れ替わり生活がダイジェストになってしまったので単純なインパクトとしては少し弱くなってしまったけれど、そのダイジェストが時間の経過を演出していてよかった面もあったのでアリだったかな。自分としてはもうちょっとだけ二人の距離が近づくエピソードがあっても、とは思ったけれど、今までなんとも思っていないつもりだった二人が、瀧が奥寺先輩とデートするという事態になって初めてお互い自分の気持ちに気づく、という心理描写を考えると、むしろ唐突感があったほうがよかったのだろうなと思います。
ただ、この二人の入れ替わりはあくまでプロローグで、本番はここから。普通に入れ替わっていたと思っていた二人は3年時間がズレて入れ替わっていて、三葉を探しに飛騨にやってきた瀧は、三葉が隕石と化した崩壊した彗星の核の一部の落下によって既に3年前に死亡してたという事実を知ることに。
新海監督の作品イメージからして「あー、やっぱり切ない展開かぁ」と思ったりもしたんだけれど、そこから三葉を救う展開になったのでホッとしました。
三葉の家系、黄昏時、物語のキーワードを拾いつつ、三葉は死なず、しかし、二人の記憶からお互いの存在が消えていく。
そして5年後。何かを探しているという微かな記憶だけが残る二人。その二人が偶然東京で再会する。
で、エンディングを迎えます。正直、ここでもまだ新海節が出るのではとハラハラしてました。結局すれ違って終わっちゃうんじゃないかとか、既に三葉は社会人なわけで、二人は出会うけど三葉の薬指には既に指輪がなんて事になるのでは、とか。でも、無事に再会してよかったなぁと。
新海監督独特の細かい背景描写。キャラクターデザインは田中将賀さんで、デザインも一般にも受け入れられそうなシンプルなものになっていて、大勢の人に受け入れられた大きな要因の一つになっていると思われました。田中さんのキャラデザインは好みなんだよなぁ。
ぜひともBDでまた観返したくなる作品でした。
いやー、面白かった!新海監督といえばどちらかというとせつないエンディングが多い印象で、映画を観ながら途中ハラハラしっぱなしでした。
以下ネタバレ含む
体が不定期に入れ替わる主人公二人。心と体が入れ替わるというのはよくあるネタなんだけど、今回新鮮だったのは、この入れ替わりを二人の心の距離が近づく手段として使ったこと。途中から入れ替わり生活がダイジェストになってしまったので単純なインパクトとしては少し弱くなってしまったけれど、そのダイジェストが時間の経過を演出していてよかった面もあったのでアリだったかな。自分としてはもうちょっとだけ二人の距離が近づくエピソードがあっても、とは思ったけれど、今までなんとも思っていないつもりだった二人が、瀧が奥寺先輩とデートするという事態になって初めてお互い自分の気持ちに気づく、という心理描写を考えると、むしろ唐突感があったほうがよかったのだろうなと思います。
ただ、この二人の入れ替わりはあくまでプロローグで、本番はここから。普通に入れ替わっていたと思っていた二人は3年時間がズレて入れ替わっていて、三葉を探しに飛騨にやってきた瀧は、三葉が隕石と化した崩壊した彗星の核の一部の落下によって既に3年前に死亡してたという事実を知ることに。
新海監督の作品イメージからして「あー、やっぱり切ない展開かぁ」と思ったりもしたんだけれど、そこから三葉を救う展開になったのでホッとしました。
三葉の家系、黄昏時、物語のキーワードを拾いつつ、三葉は死なず、しかし、二人の記憶からお互いの存在が消えていく。
そして5年後。何かを探しているという微かな記憶だけが残る二人。その二人が偶然東京で再会する。
で、エンディングを迎えます。正直、ここでもまだ新海節が出るのではとハラハラしてました。結局すれ違って終わっちゃうんじゃないかとか、既に三葉は社会人なわけで、二人は出会うけど三葉の薬指には既に指輪がなんて事になるのでは、とか。でも、無事に再会してよかったなぁと。
新海監督独特の細かい背景描写。キャラクターデザインは田中将賀さんで、デザインも一般にも受け入れられそうなシンプルなものになっていて、大勢の人に受け入れられた大きな要因の一つになっていると思われました。田中さんのキャラデザインは好みなんだよなぁ。
ぜひともBDでまた観返したくなる作品でした。
posted by 天誅丸 at 02:55| Comment(0)
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2016年04月20日
心が叫びたがってるんだ。
結局映画館に観に行くことができなかったのでBDを購入。もともとスタッフが大好きな「あの花」のメンツだったので買う気でいました。
で、感想をば。
全体的なお話しの流れはよかったとは思うんですが、そもそもの期待値が高すぎたせいか、2時間というスケールだと展開が微妙でした。正直に言ってしまうとつまらなくはないけれど面白くもない感じ。あと作画がちょっと。感じ方は人それぞれだと思うんですが、劇場クォリティかというとそれも微妙な気がしました。特に田崎のキャラデザインがやや独特なこともあってか、彼の作画が安定していない気がしましたね。
話の道筋としては特に特殊な感じもなくドストレートな内容でした。最後に成瀬と坂上がくっつくというパターンにならず、仁藤さんと元サヤになるのはお話しの展開とか盛り上がり方からすればその通り。むしろ、あの話の展開で成瀬とくっついちゃったりすると軽すぎるだろと。だからこそ、お話しはもうちょっとドラマチックにファンタジーを織り込むことで、成瀬との繋がりに特殊性を持たせればよかったのにな、と感じました。まぁ、正直にいえば仁藤さんと元サヤになる展開はあまりに普通すぎて肩透かしだったわけです。作り手側からすると意図的にファンタジーを廃することで普通のお話し作りを目指していたのかも知れませんが。
『過去の自分の言動から話すことにトラウマを抱えた少女が、ある日王子様のような同級生と出会い、恋をするもその人は他に好きな人がいて、いじけて自分が発案したお話しを投げ出してぶっ壊しそうになるけれど、最後は王子だと思ってた男の子に八つ当たりして、彼女の恋は終わりを告げたのでした。そうしたら、別の男の子に告白されたのです。』
という感じ。うーん。流石に最後、成瀬が投げ出す辺りは擁護のしようがないレベルだよなぁと、思いつつもそれを待ってあげるクラスの連中はみんな良い子揃いだなぁと思ったりも。この辺の感情は自分が年を取ったことで理解出来ないだけなのかも知れません。
このお話しをテレビシリーズでやればもうちょっと面白くなったのではと。成瀬に対して嫉妬を感じる仁藤さんとか、だんだん成瀬を好きになる田崎の心境とか、キャラクターの心理描写が重要なファクターであるのは間違いないのでそこはもったいないなと。
全体的にパーツは優れているんだけど、それを2時間という枠に特殊性や心理描写をそぎ落としてムリヤリ詰め込んだために、結局可もなく不可もない平凡なお話しになってしまったのではと感じました。
うーん、期待値高すぎたのかなぁ。
で、感想をば。
全体的なお話しの流れはよかったとは思うんですが、そもそもの期待値が高すぎたせいか、2時間というスケールだと展開が微妙でした。正直に言ってしまうとつまらなくはないけれど面白くもない感じ。あと作画がちょっと。感じ方は人それぞれだと思うんですが、劇場クォリティかというとそれも微妙な気がしました。特に田崎のキャラデザインがやや独特なこともあってか、彼の作画が安定していない気がしましたね。
話の道筋としては特に特殊な感じもなくドストレートな内容でした。最後に成瀬と坂上がくっつくというパターンにならず、仁藤さんと元サヤになるのはお話しの展開とか盛り上がり方からすればその通り。むしろ、あの話の展開で成瀬とくっついちゃったりすると軽すぎるだろと。だからこそ、お話しはもうちょっとドラマチックにファンタジーを織り込むことで、成瀬との繋がりに特殊性を持たせればよかったのにな、と感じました。まぁ、正直にいえば仁藤さんと元サヤになる展開はあまりに普通すぎて肩透かしだったわけです。作り手側からすると意図的にファンタジーを廃することで普通のお話し作りを目指していたのかも知れませんが。
『過去の自分の言動から話すことにトラウマを抱えた少女が、ある日王子様のような同級生と出会い、恋をするもその人は他に好きな人がいて、いじけて自分が発案したお話しを投げ出してぶっ壊しそうになるけれど、最後は王子だと思ってた男の子に八つ当たりして、彼女の恋は終わりを告げたのでした。そうしたら、別の男の子に告白されたのです。』
という感じ。うーん。流石に最後、成瀬が投げ出す辺りは擁護のしようがないレベルだよなぁと、思いつつもそれを待ってあげるクラスの連中はみんな良い子揃いだなぁと思ったりも。この辺の感情は自分が年を取ったことで理解出来ないだけなのかも知れません。
このお話しをテレビシリーズでやればもうちょっと面白くなったのではと。成瀬に対して嫉妬を感じる仁藤さんとか、だんだん成瀬を好きになる田崎の心境とか、キャラクターの心理描写が重要なファクターであるのは間違いないのでそこはもったいないなと。
全体的にパーツは優れているんだけど、それを2時間という枠に特殊性や心理描写をそぎ落としてムリヤリ詰め込んだために、結局可もなく不可もない平凡なお話しになってしまったのではと感じました。
うーん、期待値高すぎたのかなぁ。
posted by 天誅丸 at 10:15| Comment(0)
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2015年06月17日
響け!ユーフォニアム
面白いですねぇ。なんつかキャラがみんな綺麗じゃないところがいい。それぞれのエゴというか自己主張があるところが非常に人間くさくて良いです!
今回は中世古先輩と高坂麗奈の再オーディションの話し。どうやって決着つけるのかなと思ってたけど、最後は中世古先輩自身に実力の差を認めさせるという残酷だけど納得させる方法で決着。
個人的には高坂麗奈への圧倒的拍手の前に実力差を痛感する中世古先輩という展開を考えていたけれど、自信に判断させるという結末には驚きとともに納得。滝先生ってば怖いです。
今回はそれと同時にバカリボンこと吉川優子の行動。やっていることは酷いけれど、中世古先輩の2年生時代の部崩壊を防ごうと奔走し、結果大会も棒に振ってしまったことを見ていたと考えると、吉川の行動も一概に避難はできないかなと。むしろ、人間くさい行動だなと思いましたよ。
アニメでは奔走する中世古先輩のシーンが少ししか描かれてなかったこともあり、視聴者にはその辺が伝わらず、わがままバカリボンだけが突出して伝わってしまった感があるのが残念かな。
また、実際拍手で決着を、というところで部員の大半が拍手しなかった事に関しては、1年生は先輩に遠慮して、2年生3年生は中世古の2年生時代の奔走っぷりを知っていたから、と考えました。
そして、あすか先輩は今回も拍手しませんでしたね。2年時の部の崩壊でも中立を保っていたし、彼女の徹底的な個人主義はスゴイんだけど、部長や中世古先輩への人を食ったような態度といい個人主義としては麗奈の方が一本筋が通っているなと思ったりも。あすか先輩のつかず離れずな態度は裏になにかありそうなんですが、アニメはそこまで描かれないんだろうな。
それと、これは大いに個人的な感想なんですが、ちょっとレズい表現があざとすぎると思われます。8話のアレを観たときにはてっきり二人はそういう性癖なのかと思いました。それを描きたいならそれでもいいんだけど、麗奈は滝先生が好きなわけだし、今回のも含めてちょっとなぁと。
原作通りなら仕方ないのですが。
それとですね、主人公であるはずの久美子の存在意義がどんどん薄れてしまっているのがちょっと…。正直、麗奈とのイチャイチャ要員くらいしかないんですよね。もしくは、他のキャラの潤滑剤的な立ち回り。これは主人公の役目ではないのではと思うんですよ。まぁ、周りのキャラクターが立ちまくっているので、ユーフォで安定している久美子に波風が立たない以上、役割がないといえばないんですけれども。
あと、秀一くんの苦悩は触れられないんだろうか。
今回は中世古先輩と高坂麗奈の再オーディションの話し。どうやって決着つけるのかなと思ってたけど、最後は中世古先輩自身に実力の差を認めさせるという残酷だけど納得させる方法で決着。
個人的には高坂麗奈への圧倒的拍手の前に実力差を痛感する中世古先輩という展開を考えていたけれど、自信に判断させるという結末には驚きとともに納得。滝先生ってば怖いです。
今回はそれと同時にバカリボンこと吉川優子の行動。やっていることは酷いけれど、中世古先輩の2年生時代の部崩壊を防ごうと奔走し、結果大会も棒に振ってしまったことを見ていたと考えると、吉川の行動も一概に避難はできないかなと。むしろ、人間くさい行動だなと思いましたよ。
アニメでは奔走する中世古先輩のシーンが少ししか描かれてなかったこともあり、視聴者にはその辺が伝わらず、わがままバカリボンだけが突出して伝わってしまった感があるのが残念かな。
また、実際拍手で決着を、というところで部員の大半が拍手しなかった事に関しては、1年生は先輩に遠慮して、2年生3年生は中世古の2年生時代の奔走っぷりを知っていたから、と考えました。
そして、あすか先輩は今回も拍手しませんでしたね。2年時の部の崩壊でも中立を保っていたし、彼女の徹底的な個人主義はスゴイんだけど、部長や中世古先輩への人を食ったような態度といい個人主義としては麗奈の方が一本筋が通っているなと思ったりも。あすか先輩のつかず離れずな態度は裏になにかありそうなんですが、アニメはそこまで描かれないんだろうな。
それと、これは大いに個人的な感想なんですが、ちょっとレズい表現があざとすぎると思われます。8話のアレを観たときにはてっきり二人はそういう性癖なのかと思いました。それを描きたいならそれでもいいんだけど、麗奈は滝先生が好きなわけだし、今回のも含めてちょっとなぁと。
原作通りなら仕方ないのですが。
それとですね、主人公であるはずの久美子の存在意義がどんどん薄れてしまっているのがちょっと…。正直、麗奈とのイチャイチャ要員くらいしかないんですよね。もしくは、他のキャラの潤滑剤的な立ち回り。これは主人公の役目ではないのではと思うんですよ。まぁ、周りのキャラクターが立ちまくっているので、ユーフォで安定している久美子に波風が立たない以上、役割がないといえばないんですけれども。
あと、秀一くんの苦悩は触れられないんだろうか。
posted by 天誅丸 at 10:16| Comment(0)
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2015年05月28日
境界の彼方-未来篇-観てきた
公開後早く行きたかったんですが、なかなか時間が取れなくて遅くなっちゃいました。
やっと観てきました、境界の彼方。TV版はすべて視聴。偶に見返します。お話前半のやや噛み合わない感じが後半の過去話で一気に噛み合う感じが今でも好きな展開です。そして、栗山さんが可愛すぎる。
ただ、お話の筋をぶち壊すあのオカンは終始いただけなかった。それと、やや滑り気味のギャグとか。でも、全体的には面白くて好きでした。
さて、映画の未来篇はTV版のその後の話。TVの最終回は境界の彼方から神原くんを助けるために消滅してしまった栗山さんが戻ってきたところで終了。どうやって帰還したのかはそれぞれで妄想してくださいね、な締めでした。実は過去篇を観てないのでそっちでどうして戻ってきたかとかあるのかな?
映画では栗山さんは記憶を失っていて、神原くんはわざと彼女を遠ざけて記憶が戻らないようにしているよう。でも栗山さんにはそんな神原先輩と自分が関係あるんだというのがバレバレで。
このシーンでの栗山さんの小動物的な動きがめっちゃ可愛い。そして、二人が一緒にご飯を食べに行くシーンの初々しさとか本当にこういう小っ恥ずかしい演出は京アニ無双です。
その後TV版で解決されなかった事、弥勒や泉の過去やその後が描かれます。最終的には弥勒の策略にはまった栗山さんを今度は神原くんが助けにいくというTV版とは逆の展開。
細かいことは観てもらうとして、お互いに世界から拒絶されてきた二人は晴れて彼氏彼女になったのでした…。という結末でした。
で、ですね。ぶっちゃけこの映画、前のたまこマーケットの映画と違い、完全に境界ファンのための映画ですよね。たまこはTV版観てなくても十分頭に入りますが、境界の彼方はTV版か過去篇を観ていないとついていけない。まぁ、そういうものなのでそれはいいんですが、全体的にたまこに比べると粗い感じがしました。
例えば、神原くんが栗山さんの記憶を戻そうとしない理由づけがイマイチ説得力に欠けること。最初、栗山さんが消滅から復活した要因として記憶を無くす必要があった…のかもしれない、な台詞がありました。正直、記憶を戻さない理由って、記憶が戻ると存在が危うくなる程のリスクがあるのかなと思ってたんですが、要は「記憶持ってない方が彼女が辛くないから」っていう神原くんの私的理由ってのが。それで苦しんで涙ぐむ神原くんに正直ツッコミたくて仕方なかったですよ。
TV版の終盤、自分の存在すら賭けて神原くんを助けに行った栗山さんからすれば、そんな神原くんの記憶を思い出せないことが彼女にとっていいとは到底思えないんですよね。それ以前は辛い記憶山盛りかもしれないけれど、最後の記憶はとっても幸せじゃないですか。それを神原くんが理解出来ない、もしくは理解しようとしないってのがなんとも。まぁ通じなかった朴念仁なのだ、と言われればそれまでなんですが。避けられるの覚悟で追っかけていく栗山さんとか、どう考えても過去の想いが募っちゃってますがな。
譲って高校生の思考がそうさせたとしても、それを説得するのがそれまで記憶を戻さない手伝いをしていた名瀬兄姉ってのも…。個人的にはここは大人の出番だと思うんですよね。せめて飢えた狼なイメージしかないニノさんに大人の余裕を見せていただくとか…まぁあの困ったオカンとかでも。
という前半の部分がねぇ。
アニメは神原オカンが境界の彼方なんですかね。父親の方が人間だったり。あと、過去に出てきた迫害される栗山さんは本人じゃなくて過去の栗山一族の誰かなのか、単に栗山一族を象徴した何かだったのか。ちゃんとして!って叫んだ美月の台詞を聞くに、やっぱり美月は神原くんのこと気になってたんだろか。
など思いましたが、全体的には面白かったです。BDも買わさせていただきます。
綺麗に終わっているので続編は厳しいかなとも思うけれど、原作小説も続いているようだし未来篇のあとの神原&栗山カップルのお話を観たいなと思ったりも。
やっと観てきました、境界の彼方。TV版はすべて視聴。偶に見返します。お話前半のやや噛み合わない感じが後半の過去話で一気に噛み合う感じが今でも好きな展開です。そして、栗山さんが可愛すぎる。
ただ、お話の筋をぶち壊すあのオカンは終始いただけなかった。それと、やや滑り気味のギャグとか。でも、全体的には面白くて好きでした。
さて、映画の未来篇はTV版のその後の話。TVの最終回は境界の彼方から神原くんを助けるために消滅してしまった栗山さんが戻ってきたところで終了。どうやって帰還したのかはそれぞれで妄想してくださいね、な締めでした。実は過去篇を観てないのでそっちでどうして戻ってきたかとかあるのかな?
映画では栗山さんは記憶を失っていて、神原くんはわざと彼女を遠ざけて記憶が戻らないようにしているよう。でも栗山さんにはそんな神原先輩と自分が関係あるんだというのがバレバレで。
このシーンでの栗山さんの小動物的な動きがめっちゃ可愛い。そして、二人が一緒にご飯を食べに行くシーンの初々しさとか本当にこういう小っ恥ずかしい演出は京アニ無双です。
その後TV版で解決されなかった事、弥勒や泉の過去やその後が描かれます。最終的には弥勒の策略にはまった栗山さんを今度は神原くんが助けにいくというTV版とは逆の展開。
細かいことは観てもらうとして、お互いに世界から拒絶されてきた二人は晴れて彼氏彼女になったのでした…。という結末でした。
で、ですね。ぶっちゃけこの映画、前のたまこマーケットの映画と違い、完全に境界ファンのための映画ですよね。たまこはTV版観てなくても十分頭に入りますが、境界の彼方はTV版か過去篇を観ていないとついていけない。まぁ、そういうものなのでそれはいいんですが、全体的にたまこに比べると粗い感じがしました。
例えば、神原くんが栗山さんの記憶を戻そうとしない理由づけがイマイチ説得力に欠けること。最初、栗山さんが消滅から復活した要因として記憶を無くす必要があった…のかもしれない、な台詞がありました。正直、記憶を戻さない理由って、記憶が戻ると存在が危うくなる程のリスクがあるのかなと思ってたんですが、要は「記憶持ってない方が彼女が辛くないから」っていう神原くんの私的理由ってのが。それで苦しんで涙ぐむ神原くんに正直ツッコミたくて仕方なかったですよ。
TV版の終盤、自分の存在すら賭けて神原くんを助けに行った栗山さんからすれば、そんな神原くんの記憶を思い出せないことが彼女にとっていいとは到底思えないんですよね。それ以前は辛い記憶山盛りかもしれないけれど、最後の記憶はとっても幸せじゃないですか。それを神原くんが理解出来ない、もしくは理解しようとしないってのがなんとも。まぁ通じなかった朴念仁なのだ、と言われればそれまでなんですが。避けられるの覚悟で追っかけていく栗山さんとか、どう考えても過去の想いが募っちゃってますがな。
譲って高校生の思考がそうさせたとしても、それを説得するのがそれまで記憶を戻さない手伝いをしていた名瀬兄姉ってのも…。個人的にはここは大人の出番だと思うんですよね。せめて飢えた狼なイメージしかないニノさんに大人の余裕を見せていただくとか…まぁあの困ったオカンとかでも。
という前半の部分がねぇ。
アニメは神原オカンが境界の彼方なんですかね。父親の方が人間だったり。あと、過去に出てきた迫害される栗山さんは本人じゃなくて過去の栗山一族の誰かなのか、単に栗山一族を象徴した何かだったのか。ちゃんとして!って叫んだ美月の台詞を聞くに、やっぱり美月は神原くんのこと気になってたんだろか。
など思いましたが、全体的には面白かったです。BDも買わさせていただきます。
綺麗に終わっているので続編は厳しいかなとも思うけれど、原作小説も続いているようだし未来篇のあとの神原&栗山カップルのお話を観たいなと思ったりも。
そういえば、栗山さんは記憶戻ってないですよね。
posted by 天誅丸 at 01:17| Comment(0)
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2014年07月01日
聖闘士星矢観てきた
聖闘士星矢観てきましたよ。今CMやってるフルCGのヤツ。
聖闘士星矢といえば自分は原作ではなくアニメから入ったクチで、ギャラクシアンウォーズ辺りから漫画を読み出したんですよねぇ。
で、感想ですが、とっても良かったです。
僅か90分に聖闘士星矢の十二宮編までまとめたと考えるならかなり出来はよいんじゃないでしょうか。というか、序盤から一挙に十二宮まですっとばしてました。キャラも絞っていたしいい割り切りだったと思います。
最初は3Dモデルの感じがイマイチなじめなかったんですが、それも次第に慣れ、今回新たにアレンジされた聖衣も3Dを生かした感じになってました。特に、ヘルメットはキャシャーンのようなギミックがいい感じ。いかにも闘士というデザインがカッコイイかは別にして個人的にはツボでした。
基本的にはアイオロスが教皇の野望を阻止すべく沙織さんともにサンクチュアリから脱出、ひん死のところを光政に看取られて沙織さんを預け、16年後になにも知らない沙織を守る5人の青銅聖闘士が現れて…と、根本は原作をなぞりながら圧縮してアレンジ。トレミーの矢もサンクチュアリ到着後ではなく、その前に沙織さんを射貫いていました。
サンクチュアリがギリシアではなく、別の空間?にあるというのも短時間でお話を進める上でよいアレンジだったと思います。
そして、基本的に黄金聖闘士が最初からとても協力的。とはいえ黄金vs青銅のめぼしいバトルはあるので拍子抜けという感じはなかったです。デスマスクがちょっとコミカルになりすぎちゃった気も。ミロが女性化?してたのはアリだったかな。
最後は星矢がサジタリウスの聖衣を着てサガを倒して終了。綺麗にまとまっていたと思います。
個人的には早々に沙織さんの髪の毛がアイオリアに切られてショートになったのはいただけないかな。あと、ギャグパートの表情変化がなんだかピクサーっぽくてそこだけ違和感が。紫龍がアホの子になっていて、星矢がちょっと軽い、というか明るく突き抜けた感じ。他の3人はそれほど原作と変わってなかったかな。一輝が大口たたく割には大物にサクッと負ける辺りは「俺たちの一輝だな」と思ったりも。あと、お話上仕方ないけれど沙織さんの威厳がなくて普通の女子高生になってたのがちょっと残念でした。あとアフロディーテさん出オチ。
自分は聖闘士星矢を知っているので問題なく楽しめたんですが、なんにも知らないゼロから観た人たちがどう感じたかはなんとも言えないです。ダイジェスト感はあっても理解は出来たのではと思うのですが。
聖闘士星矢といえば自分は原作ではなくアニメから入ったクチで、ギャラクシアンウォーズ辺りから漫画を読み出したんですよねぇ。
で、感想ですが、とっても良かったです。
僅か90分に聖闘士星矢の十二宮編までまとめたと考えるならかなり出来はよいんじゃないでしょうか。というか、序盤から一挙に十二宮まですっとばしてました。キャラも絞っていたしいい割り切りだったと思います。
最初は3Dモデルの感じがイマイチなじめなかったんですが、それも次第に慣れ、今回新たにアレンジされた聖衣も3Dを生かした感じになってました。特に、ヘルメットはキャシャーンのようなギミックがいい感じ。いかにも闘士というデザインがカッコイイかは別にして個人的にはツボでした。
基本的にはアイオロスが教皇の野望を阻止すべく沙織さんともにサンクチュアリから脱出、ひん死のところを光政に看取られて沙織さんを預け、16年後になにも知らない沙織を守る5人の青銅聖闘士が現れて…と、根本は原作をなぞりながら圧縮してアレンジ。トレミーの矢もサンクチュアリ到着後ではなく、その前に沙織さんを射貫いていました。
サンクチュアリがギリシアではなく、別の空間?にあるというのも短時間でお話を進める上でよいアレンジだったと思います。
そして、基本的に黄金聖闘士が最初からとても協力的。とはいえ黄金vs青銅のめぼしいバトルはあるので拍子抜けという感じはなかったです。デスマスクがちょっとコミカルになりすぎちゃった気も。ミロが女性化?してたのはアリだったかな。
最後は星矢がサジタリウスの聖衣を着てサガを倒して終了。綺麗にまとまっていたと思います。
個人的には早々に沙織さんの髪の毛がアイオリアに切られてショートになったのはいただけないかな。あと、ギャグパートの表情変化がなんだかピクサーっぽくてそこだけ違和感が。紫龍がアホの子になっていて、星矢がちょっと軽い、というか明るく突き抜けた感じ。他の3人はそれほど原作と変わってなかったかな。一輝が大口たたく割には大物にサクッと負ける辺りは「俺たちの一輝だな」と思ったりも。あと、お話上仕方ないけれど沙織さんの威厳がなくて普通の女子高生になってたのがちょっと残念でした。あとアフロディーテさん出オチ。
自分は聖闘士星矢を知っているので問題なく楽しめたんですが、なんにも知らないゼロから観た人たちがどう感じたかはなんとも言えないです。ダイジェスト感はあっても理解は出来たのではと思うのですが。
posted by 天誅丸 at 02:29| Comment(0)
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2014年05月15日
たまこラブストーリー観てきた
連休中にたまこラブストーリー観てきました。
一年前にTVで観たときは正直毒にも薬にもならない…というか、平穏すぎてなにも残らない感じ。うさぎ山商店街の話なのか、デラとチョイを含めたちょっと不思議な話なのか、はたまたもち蔵とのラブコメなのか、同級生の女の子たちとの日常ものなのか。結局、最後まで観たけど全部中途半端な感じでした。
で、今回の映画。CMでもラブコメではなくラブストーリーと銘打って、たまこの神妙な顔もちのイラストもあって相手はもち蔵なのか、それとも新キャラが突然現れちゃったりするのか、と憶測がちらほらと。
ただ、ストレートにラブストーリーとあったのでかなり興味を引かれました。
さて、結論からすると、既にいろんなサイトで感想があると思うんですが、デラ要素をばっさりカットしてたまこともち蔵に絞ったのは凄くよかったと。実に純粋な高校生の初恋青春ラブストーリーでした。
前半はもち蔵のたまこへの告白に至る葛藤、というか七転八倒って感じですかね。後半は告白されたたまこがパニックを起こしてもち蔵への気持ちを整理するために七転八倒。
TVでは天然でそういう方向に全く進展しなかったところからみても、告白後のたまこのパニックっぷりは可愛かったです。
映像も演出も展開をシンプルにしたからこその丁寧な描写だったと思いますし、奇をてらうようなこともありませんでした。文章に書くと退屈な感じになっちゃうんだけど、シンプルだからこその純粋な青春ラブストーリーということで、万人に勧められる映画だったと思います。ちなみにTV版を観ていなくても問題ないような展開になってますね。
まだスタートラインに立ったばかりというところで話しは終わりますが、個人的にはこの後も観てみたいかな(パンフレットではなく)。
しかし、TV観てた誰もが思ったと思うけど、みどりのあの感じはもち蔵への想いを抱えてるんじゃって誤解するよね。まぁ、あえて説明しないというそれはそれでよいとは思うのですが。
一年前にTVで観たときは正直毒にも薬にもならない…というか、平穏すぎてなにも残らない感じ。うさぎ山商店街の話なのか、デラとチョイを含めたちょっと不思議な話なのか、はたまたもち蔵とのラブコメなのか、同級生の女の子たちとの日常ものなのか。結局、最後まで観たけど全部中途半端な感じでした。
で、今回の映画。CMでもラブコメではなくラブストーリーと銘打って、たまこの神妙な顔もちのイラストもあって相手はもち蔵なのか、それとも新キャラが突然現れちゃったりするのか、と憶測がちらほらと。
ただ、ストレートにラブストーリーとあったのでかなり興味を引かれました。
さて、結論からすると、既にいろんなサイトで感想があると思うんですが、デラ要素をばっさりカットしてたまこともち蔵に絞ったのは凄くよかったと。実に純粋な高校生の初恋青春ラブストーリーでした。
前半はもち蔵のたまこへの告白に至る葛藤、というか七転八倒って感じですかね。後半は告白されたたまこがパニックを起こしてもち蔵への気持ちを整理するために七転八倒。
TVでは天然でそういう方向に全く進展しなかったところからみても、告白後のたまこのパニックっぷりは可愛かったです。
映像も演出も展開をシンプルにしたからこその丁寧な描写だったと思いますし、奇をてらうようなこともありませんでした。文章に書くと退屈な感じになっちゃうんだけど、シンプルだからこその純粋な青春ラブストーリーということで、万人に勧められる映画だったと思います。ちなみにTV版を観ていなくても問題ないような展開になってますね。
まだスタートラインに立ったばかりというところで話しは終わりますが、個人的にはこの後も観てみたいかな(パンフレットではなく)。
しかし、TV観てた誰もが思ったと思うけど、みどりのあの感じはもち蔵への想いを抱えてるんじゃって誤解するよね。まぁ、あえて説明しないというそれはそれでよいとは思うのですが。
posted by 天誅丸 at 15:56| Comment(0)
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2012年11月21日
ヱヴァンゲリヲン観てきた
ヱヴァQ観てきましたよ。TV放送効果か、やはり待ち望まれていたのか火曜のレイトショーなのに満席。
帰り際、「わけわかんねぇよ」と言う言葉が聞こえる一方、「だからあれはさ」とか「これはそうだから」とか考察する声が聞こえるのもヱヴァンゲリヲンの作り方の巧さなんでしょうね。
さて、ネタバレですが
序はリメイクというか新作画の総集編、破もトウジとアスカの入れ替えなどはあったけれど基本的にリメイク。でQが本当の意味で新劇場版という感じなわけです。ある意味、みんなここからが観たかったのではと。
中身はというと、破のあとシンジくんが目を覚ますと14年後でした、という序盤。
ほとんど説明されないうちに「おまえには責任をとってもらうための自爆装置つけときます」とか「もうなんにもしないで」とか。破の最後からするとびっくりするミサトの冷たい対応。んで、ミサトたちはゲンドウたちネルフとは敵対関係にあるらしい。
シンジはレイが迎えに来てネルフの元へ。そこでカヲルといちゃいちゃしながら冬月にレイは母親のコピーなんだよと知らされ、カヲルにシンジはサードインパクトを起こす引き金を引いたと聞かされた上に、肝心のレイはやっぱり助けられず。んで絶望するシンジ。昔の逃げまくりシンジくんに逆戻りした上に、やさしい言葉をかけてくれたカヲルくんを怪しい宗教のように妄信して暴走。
フォースインパクトを引き起こす引き金を再び引こうとしてカヲルくんがそれを引き留める代わりに爆死。
すべてに絶望したシンジくんはちっさく縮こまっていじけてしまいました。
と、まとめるとこんな感じ。
唯一の希望はTVや最初の劇場版と違ってまだアスカがまともなこと。「わたしを助けてくれないのね」という台詞は、冒頭の「何とかしなさいよっバカシンジ」の台詞の後に覚醒してアスカを救ったシンジに僅かな期待をしてるのかな。
サードインパクトの元凶になったわけだから、新キャラたちのシンジに対する感情に憎しみがあるのはわかるんだけど、ミサトに関しては破の最後から直結してる視聴者からするとちょっとなぁ…と。
爆殺ボタンに手をかけなかったところから「ミサトもシンジのことを見捨てられない」という感情があるというのはわかるんだけど、なら、もうちょっとシンジに説明しなさいよ、と。敵が来てそんな暇なかったといえばそれもわかるんだけど、あの冷たい態度を受けたらそりゃ反発しますよ。実際、ミサトの言葉を聞かずにネルフに行っちゃったし。
カヲルは今回爆死してしまったんだけど、これで終わりってことはないよね?だとしたらとんだかませ犬です。マリはシンジの母親の写真に似てる人が映り込んでいたし、「ゲンドウくん」という台詞などから昔からそこに関わってた人なんでしょうな。あとは最後、"初期ロット"と言われたレイがアスカとシンジに着いていったこと。何となく自我っぽいものが芽生えそうな雰囲気があったので、最後にかかわってくるんでしょうかね。マリが彼女のことを器と言っていたことが鍵になりそうな気も。
基本的に必要だったり重要だったりな部分はひた隠しのまま専門用語とか部分的なことだけを伝えてくる手法は変わらない。だからこそいろいろと周りは考察したくなるんですよね。そして、続きが気になる。
やはり作り方が巧いと感じるQでした。
問題はあと一回で全部風呂敷畳めるのかということ。だって今回の映画こそが新劇場版の序章な感じがするもの。またケツまくって欲しくはないのだ。
帰り際、「わけわかんねぇよ」と言う言葉が聞こえる一方、「だからあれはさ」とか「これはそうだから」とか考察する声が聞こえるのもヱヴァンゲリヲンの作り方の巧さなんでしょうね。
さて、ネタバレですが
序はリメイクというか新作画の総集編、破もトウジとアスカの入れ替えなどはあったけれど基本的にリメイク。でQが本当の意味で新劇場版という感じなわけです。ある意味、みんなここからが観たかったのではと。
中身はというと、破のあとシンジくんが目を覚ますと14年後でした、という序盤。
ほとんど説明されないうちに「おまえには責任をとってもらうための自爆装置つけときます」とか「もうなんにもしないで」とか。破の最後からするとびっくりするミサトの冷たい対応。んで、ミサトたちはゲンドウたちネルフとは敵対関係にあるらしい。
シンジはレイが迎えに来てネルフの元へ。そこでカヲルといちゃいちゃしながら冬月にレイは母親のコピーなんだよと知らされ、カヲルにシンジはサードインパクトを起こす引き金を引いたと聞かされた上に、肝心のレイはやっぱり助けられず。んで絶望するシンジ。昔の逃げまくりシンジくんに逆戻りした上に、やさしい言葉をかけてくれたカヲルくんを怪しい宗教のように妄信して暴走。
フォースインパクトを引き起こす引き金を再び引こうとしてカヲルくんがそれを引き留める代わりに爆死。
すべてに絶望したシンジくんはちっさく縮こまっていじけてしまいました。
と、まとめるとこんな感じ。
唯一の希望はTVや最初の劇場版と違ってまだアスカがまともなこと。「わたしを助けてくれないのね」という台詞は、冒頭の「何とかしなさいよっバカシンジ」の台詞の後に覚醒してアスカを救ったシンジに僅かな期待をしてるのかな。
サードインパクトの元凶になったわけだから、新キャラたちのシンジに対する感情に憎しみがあるのはわかるんだけど、ミサトに関しては破の最後から直結してる視聴者からするとちょっとなぁ…と。
爆殺ボタンに手をかけなかったところから「ミサトもシンジのことを見捨てられない」という感情があるというのはわかるんだけど、なら、もうちょっとシンジに説明しなさいよ、と。敵が来てそんな暇なかったといえばそれもわかるんだけど、あの冷たい態度を受けたらそりゃ反発しますよ。実際、ミサトの言葉を聞かずにネルフに行っちゃったし。
カヲルは今回爆死してしまったんだけど、これで終わりってことはないよね?だとしたらとんだかませ犬です。マリはシンジの母親の写真に似てる人が映り込んでいたし、「ゲンドウくん」という台詞などから昔からそこに関わってた人なんでしょうな。あとは最後、"初期ロット"と言われたレイがアスカとシンジに着いていったこと。何となく自我っぽいものが芽生えそうな雰囲気があったので、最後にかかわってくるんでしょうかね。マリが彼女のことを器と言っていたことが鍵になりそうな気も。
基本的に必要だったり重要だったりな部分はひた隠しのまま専門用語とか部分的なことだけを伝えてくる手法は変わらない。だからこそいろいろと周りは考察したくなるんですよね。そして、続きが気になる。
やはり作り方が巧いと感じるQでした。
問題はあと一回で全部風呂敷畳めるのかということ。だって今回の映画こそが新劇場版の序章な感じがするもの。またケツまくって欲しくはないのだ。
posted by 天誅丸 at 22:34| Comment(0)
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2012年11月15日
ねらわれた学園観てきた
ねらわれた学園観てきました。今回もレイトショー。県民の日で1000円だったのですよ。
自分は事前情報を何も仕入れず原作であるねらわれた学園の初のアニメ化かなー、位に思っていました。随分昔に原作を読んだことがあるので、どんな感じかなと。
んで以下、過分にネタバレです。
これ、原作の続編ですよね?
祖父の名前は後ほどネットで確認したんですが原作の主人公と同じ。実際、お話の中でも京極リョウイチの父親との因縁を言われていました。つまり、京極という同じ名字なので、キョウイチの父が前回の京極。そして、彼の母が原作で京極の先兵だった高見沢みちる(だったかな?)ということかな。この辺は原作を知っている人へのサービスかな。
肝心の本編は面白かったです。続編を臭わすシーンはありましたが、単体でも十分に観られました。
ねらわれた学園ということで京極側に着いた生徒会との戦いになるのかと思っていたけれど、意外とそこはおまけという印象で、生徒会とは対立しますが物語の核ではないです。どちらかというとケンジとナツキ、カホリとリョウイチの恋のお話。
ナツキ>ケンジ>カホリ=リョウイチという関係が成り立つ状況で"恋"という部分でみれば主人公はヒロイン二人ですね。キャラの表情も心情描写も素晴らしかったと思います。ナツキの切ない告白とか、リョウイチからもろもろ告白されたカホリの心情と表情とか。
好きな人が別の人を好きになるというジレンマを抱えたナツキとケンジ。月の光と月で繋がったカホリとリョウイチ。携帯というアイテムで繋がっていたと錯覚する今の人間と、テレパシーという能力で閉鎖された関係を構築する能力者たち。最後は言葉で直接思いを伝える二組という帰結はわかりやすかったと思います。
後はやはり背景、というか光の描写でしょうかね。これは全編に渡ってこだわってた印象です。昼でも夜でも屋外でも屋内でも心象描写でも。ただ、個人的にはちょっとくどいかなと。もうちょっと効果的に使った方が意図が酌みやすかったのではないかと感じました。
映画としてはコンパクトでわかりやすくまとまっていたと思います。原作のねらわれた学園というよりもその設定をちょっと使ったオマージュ作品と考えると観やすいかと。原作古いんで、そこにこだわってる人はいないかな?
個人的には映画ではなくて1クールくらいのTVアニメでやるとよかったんじゃないかなと感じました。ノイタミナ辺りで。その方が今回かなり割り切ってカットした生徒会との対立も描けたと思うし、4人の関係性(というよりもリョウイチと他3人の関係性かな)をもっと深めることが出来たんじゃないかと。
観て損はないと思います。個人的にはソフトが出たら欲しいなと思ったりしました。
自分は事前情報を何も仕入れず原作であるねらわれた学園の初のアニメ化かなー、位に思っていました。随分昔に原作を読んだことがあるので、どんな感じかなと。
んで以下、過分にネタバレです。
これ、原作の続編ですよね?
祖父の名前は後ほどネットで確認したんですが原作の主人公と同じ。実際、お話の中でも京極リョウイチの父親との因縁を言われていました。つまり、京極という同じ名字なので、キョウイチの父が前回の京極。そして、彼の母が原作で京極の先兵だった高見沢みちる(だったかな?)ということかな。この辺は原作を知っている人へのサービスかな。
肝心の本編は面白かったです。続編を臭わすシーンはありましたが、単体でも十分に観られました。
ねらわれた学園ということで京極側に着いた生徒会との戦いになるのかと思っていたけれど、意外とそこはおまけという印象で、生徒会とは対立しますが物語の核ではないです。どちらかというとケンジとナツキ、カホリとリョウイチの恋のお話。
ナツキ>ケンジ>カホリ=リョウイチという関係が成り立つ状況で"恋"という部分でみれば主人公はヒロイン二人ですね。キャラの表情も心情描写も素晴らしかったと思います。ナツキの切ない告白とか、リョウイチからもろもろ告白されたカホリの心情と表情とか。
好きな人が別の人を好きになるというジレンマを抱えたナツキとケンジ。月の光と月で繋がったカホリとリョウイチ。携帯というアイテムで繋がっていたと錯覚する今の人間と、テレパシーという能力で閉鎖された関係を構築する能力者たち。最後は言葉で直接思いを伝える二組という帰結はわかりやすかったと思います。
後はやはり背景、というか光の描写でしょうかね。これは全編に渡ってこだわってた印象です。昼でも夜でも屋外でも屋内でも心象描写でも。ただ、個人的にはちょっとくどいかなと。もうちょっと効果的に使った方が意図が酌みやすかったのではないかと感じました。
映画としてはコンパクトでわかりやすくまとまっていたと思います。原作のねらわれた学園というよりもその設定をちょっと使ったオマージュ作品と考えると観やすいかと。原作古いんで、そこにこだわってる人はいないかな?
個人的には映画ではなくて1クールくらいのTVアニメでやるとよかったんじゃないかなと感じました。ノイタミナ辺りで。その方が今回かなり割り切ってカットした生徒会との対立も描けたと思うし、4人の関係性(というよりもリョウイチと他3人の関係性かな)をもっと深めることが出来たんじゃないかと。
観て損はないと思います。個人的にはソフトが出たら欲しいなと思ったりしました。
posted by 天誅丸 at 15:31| Comment(0)
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2012年11月02日
009観てきた
009観てきました。ウィークデーのレイトショーなのに結構人が入っててびっくり。
神山009ということで、現実の勢力図に縛られた00No.サイボーグたちのお話かなと思ってました。実際は…そうといえばそうなんだけど、そこはおまけですな。
過分にネタバレですが、
人の脳が神を造り出し、その声に従うという展開自体は良かったんですが、いかんせん敵の存在がアバウト過ぎて終始的が絞られないまま終わってしまった感じ。というかそもそも敵は存在しない…よね。あの女の子はそれぞれの人々に現れた神を具現化したものってことなのかな?009の場合はフランソワーズに似た同級生という形で現れていたということ?最初、あれは009を監視、精神安定剤のような003のデコイみたいなものかなと思ってたんだけど、009がその話しをしたとき、彼女は?な反応でしたよね。
自己を犠牲にして戦うサイボーグたちだからこそ、「彼」という設定が使えたのかもしれないけれど、やっぱり対象がアバウト過ぎる。物語として全体的に薄いという感じが拭えませんでした。それと、ピュンマやグレートブリテンの活躍がほぼゼロ。ピュンマなんてその能力を使うことすらなく退場。
賛否というか、確実にいろいろと物議を醸し出しそうなラスト。てっきり、最初の009のオマージュとして大気圏で燃え尽きる009と002という感じで終わりかと思ったけれど、その後の世界は死後の009の創造世界というコトなんでしょうかね。それとも、人類が全滅してやり直した世界というコトなんでしょうか。
鑑賞後に謎を残し、それを客に咀嚼させるやり方は自体は悪くないと思うけど、いかんせん全体的に薄いのと、これを009でやる必然があるのかという疑問は最後まで残ってしまった感じでした。
石ノ森先生の色を残したいと思ったのかなとも思ったんだけど、個人的にはもっと神山色を出した方がよかったんじゃないかと思います。
009と002の確執ってもっと人間関係とか過去のミッションとか深いお話かと思ったんだけど、理由がガキっぽ過ぎたのは残念。
天使の化石って003はモニュメントって言ってたけど…つまりどういうことだってばよ。
フランソワーズのエロさは際立ってましたよ。
神山009ということで、現実の勢力図に縛られた00No.サイボーグたちのお話かなと思ってました。実際は…そうといえばそうなんだけど、そこはおまけですな。
過分にネタバレですが、
人の脳が神を造り出し、その声に従うという展開自体は良かったんですが、いかんせん敵の存在がアバウト過ぎて終始的が絞られないまま終わってしまった感じ。というかそもそも敵は存在しない…よね。あの女の子はそれぞれの人々に現れた神を具現化したものってことなのかな?009の場合はフランソワーズに似た同級生という形で現れていたということ?最初、あれは009を監視、精神安定剤のような003のデコイみたいなものかなと思ってたんだけど、009がその話しをしたとき、彼女は?な反応でしたよね。
自己を犠牲にして戦うサイボーグたちだからこそ、「彼」という設定が使えたのかもしれないけれど、やっぱり対象がアバウト過ぎる。物語として全体的に薄いという感じが拭えませんでした。それと、ピュンマやグレートブリテンの活躍がほぼゼロ。ピュンマなんてその能力を使うことすらなく退場。
賛否というか、確実にいろいろと物議を醸し出しそうなラスト。てっきり、最初の009のオマージュとして大気圏で燃え尽きる009と002という感じで終わりかと思ったけれど、その後の世界は死後の009の創造世界というコトなんでしょうかね。それとも、人類が全滅してやり直した世界というコトなんでしょうか。
鑑賞後に謎を残し、それを客に咀嚼させるやり方は自体は悪くないと思うけど、いかんせん全体的に薄いのと、これを009でやる必然があるのかという疑問は最後まで残ってしまった感じでした。
石ノ森先生の色を残したいと思ったのかなとも思ったんだけど、個人的にはもっと神山色を出した方がよかったんじゃないかと思います。
009と002の確執ってもっと人間関係とか過去のミッションとか深いお話かと思ったんだけど、理由がガキっぽ過ぎたのは残念。
天使の化石って003はモニュメントって言ってたけど…つまりどういうことだってばよ。
フランソワーズのエロさは際立ってましたよ。
posted by 天誅丸 at 02:19| Comment(0)
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2012年10月21日
まどかマギカ観てきた
まどかマギカの前後編を一気観してきました。流石に首が痛くなった。
改めて通して観るとやはり良くできてるなぁと感じた次第。ただ、完全な総集編なのでよほどのファンでない限りは無理して観なくても…と思ったりもしました。確かに、かなりのカットを描き直している印象なので、そこを観るだけでもアリと感じる人は満足できると思います。
後編はちょっと慌てて作った印象も。カットの繋ぎで描き直したところと既存の部分が上手く繋がってなくて、ちょっとガチャガチャしたところが気になりました。それと、TV版だとほむらの過去を描いたところでEDにOPが流れ、歌詞に秘められた意味を知って「おおっ!」って展開でしたが、映画だとほむらのタイムリープのあと突然TV版のOPが流れます。
で、ですね。ここでTV版OPを持ってくるというのはわかるんですよ。TV版でも感動したシーンですし。ただED扱いで流れたTV版と違い、映画の流れの中では唐突過ぎるのと、曲中のカットがほぼTVと同じなんですよ。個人的には流れに合わせてここは新たに描き起こして欲しかったなと。
と、いろいろ書きましたが、やっぱり良くできてると思いました。前半は2時間以上あったと思いますが飽きることなく観られましたし、キュウベイの薄ら寒さとか、ほむらの感情表現とか知っているからこその見方が出来たのもよかったと思います。
個人的にはファンであれば観に行って損はないと思います。
改めて通して観るとやはり良くできてるなぁと感じた次第。ただ、完全な総集編なのでよほどのファンでない限りは無理して観なくても…と思ったりもしました。確かに、かなりのカットを描き直している印象なので、そこを観るだけでもアリと感じる人は満足できると思います。
後編はちょっと慌てて作った印象も。カットの繋ぎで描き直したところと既存の部分が上手く繋がってなくて、ちょっとガチャガチャしたところが気になりました。それと、TV版だとほむらの過去を描いたところでEDにOPが流れ、歌詞に秘められた意味を知って「おおっ!」って展開でしたが、映画だとほむらのタイムリープのあと突然TV版のOPが流れます。
で、ですね。ここでTV版OPを持ってくるというのはわかるんですよ。TV版でも感動したシーンですし。ただED扱いで流れたTV版と違い、映画の流れの中では唐突過ぎるのと、曲中のカットがほぼTVと同じなんですよ。個人的には流れに合わせてここは新たに描き起こして欲しかったなと。
と、いろいろ書きましたが、やっぱり良くできてると思いました。前半は2時間以上あったと思いますが飽きることなく観られましたし、キュウベイの薄ら寒さとか、ほむらの感情表現とか知っているからこその見方が出来たのもよかったと思います。
個人的にはファンであれば観に行って損はないと思います。
posted by 天誅丸 at 13:42| Comment(0)
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2010年02月10日
アニメ化
最近さっぱり新刊がでないな〜と思っていたHIGHSCHOOL OF THE DEAD。実は休載してたのを知ったのはつい最近。そしたら連載再開になったようで。佐藤先生のロケットおっぱいは大好きなので次巻が楽しみです。
そのHIGHSCHOOL OF THE DEADがアニメになる模様。テレビ放送なのかOVAなのかはわからないんですが、もしテレビだとしたら…やっぱりクエイサーみたいにナニ写ってるんだかよくわからない仕様になるんでしょうかね。かといって、ハンパな表現だとあの極限状態は表現できないというか、チープになりそうなんですよね。
HIGHSCHOOL OF THE DEADがクエイサーと違うところは、規制するのがエロではなくほぼグロですが。
クエイサーはある意味、2人の乳神様が地上波をとことん規制しないとダメなくらいスゴイエロ仕様にしたことで、完成版はソフトで、という商売がどれくらい成功するかのモデルケースになりそうなので、この形が上手くいくようだとテレビはあくまでソフトの宣伝として割り切って、完成品は買ってみて頂戴という形を選択するメーカーが増えそうな感じ。
まぁ、企業である以上当然利益は出さないといけないわけで、タダで地上波見てる我々はあまり偉そうなコトはいえないわけですが。
そのHIGHSCHOOL OF THE DEADがアニメになる模様。テレビ放送なのかOVAなのかはわからないんですが、もしテレビだとしたら…やっぱりクエイサーみたいにナニ写ってるんだかよくわからない仕様になるんでしょうかね。かといって、ハンパな表現だとあの極限状態は表現できないというか、チープになりそうなんですよね。
HIGHSCHOOL OF THE DEADがクエイサーと違うところは、規制するのがエロではなくほぼグロですが。
クエイサーはある意味、2人の乳神様が地上波をとことん規制しないとダメなくらいスゴイエロ仕様にしたことで、完成版はソフトで、という商売がどれくらい成功するかのモデルケースになりそうなので、この形が上手くいくようだとテレビはあくまでソフトの宣伝として割り切って、完成品は買ってみて頂戴という形を選択するメーカーが増えそうな感じ。
まぁ、企業である以上当然利益は出さないといけないわけで、タダで地上波見てる我々はあまり偉そうなコトはいえないわけですが。
posted by 天誅丸 at 19:25| Comment(0)
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2009年11月24日
マクロスフロンティア<ネタバレあり>
マクロスフロンティアを友達と観てきました。秋葉原にディスプレイを買いに(運搬係とも言う)付き合ってその帰り。
総集編だと思ってたんですが、映像そのものはほぼ新作になってました。時間も2時間近くあったのではと。
最初のシェリルのライブシーンはかなり気合い入ってたんじゃないかなと思います。白シェリルと黒シェリルの演出とか凝ってましたね。ただ、黒シェリルのコスチューム、尻丸出しなんですけど。
内容としては、本筋は(細かい役割が多少違ったりはするものの)TV版と同じなんだけどそこへたどり着く道筋(CMにもあるシェリルスパイ疑惑とか)が違う感じ。テレビで言うところの7話くらいまでを纏めた構成でした。
TV版だとほとんど置き去りになっていたアルト自信の役者に対する心の内面が描かれていたり、シェリルがアルトを好きになる心情がわかりやすかったりと、2回目ということでよく表現されていたと思います。それと、TV版ではあまり上手く機能していなかった民間軍事企業という設定が、今回は上手く消化されていたなと。
でも、TV版と同じようにやや勢いで細かいところを吹き飛ばそうとする強引な感じも残ってはいました。
あとはランカの営業を頑張る姿とか。スターライト納豆とかダルマゼミナールとか、涙ぐましい努力でしたねぇ。
シェリルとランカを比べるとややシェリル中心な感じになっていたので、後編はTV版同様ランカメインになるのかもしれないですね。
後編のイメージイラストで、二人がウェディングドレスを着ていたので、恋の結果も出るかもしれません。シェリル派なので、彼女に勝って欲しいなー。
最終的にはテレビと同じ結末なのか、それともTV版とは異なった終わり方をするのか、次回の完結編が楽しみです。
ただ、予告では次をやるというだけで、公開時期がわからなかったのが…ちょっとだけ心配かも。
そういえば
「歌で銀河を救えるわけがないでしょう」
ってCMのセリフ、本編ではなかったような。
総集編だと思ってたんですが、映像そのものはほぼ新作になってました。時間も2時間近くあったのではと。
最初のシェリルのライブシーンはかなり気合い入ってたんじゃないかなと思います。白シェリルと黒シェリルの演出とか凝ってましたね。ただ、黒シェリルのコスチューム、尻丸出しなんですけど。
内容としては、本筋は(細かい役割が多少違ったりはするものの)TV版と同じなんだけどそこへたどり着く道筋(CMにもあるシェリルスパイ疑惑とか)が違う感じ。テレビで言うところの7話くらいまでを纏めた構成でした。
TV版だとほとんど置き去りになっていたアルト自信の役者に対する心の内面が描かれていたり、シェリルがアルトを好きになる心情がわかりやすかったりと、2回目ということでよく表現されていたと思います。それと、TV版ではあまり上手く機能していなかった民間軍事企業という設定が、今回は上手く消化されていたなと。
でも、TV版と同じようにやや勢いで細かいところを吹き飛ばそうとする強引な感じも残ってはいました。
あとはランカの営業を頑張る姿とか。スターライト納豆とかダルマゼミナールとか、涙ぐましい努力でしたねぇ。
シェリルとランカを比べるとややシェリル中心な感じになっていたので、後編はTV版同様ランカメインになるのかもしれないですね。
後編のイメージイラストで、二人がウェディングドレスを着ていたので、恋の結果も出るかもしれません。シェリル派なので、彼女に勝って欲しいなー。
最終的にはテレビと同じ結末なのか、それともTV版とは異なった終わり方をするのか、次回の完結編が楽しみです。
ただ、予告では次をやるというだけで、公開時期がわからなかったのが…ちょっとだけ心配かも。
そういえば
「歌で銀河を救えるわけがないでしょう」
ってCMのセリフ、本編ではなかったような。
posted by 天誅丸 at 05:37| Comment(0)
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2009年11月14日
DARKER THAN BLACK
うぐっ、流星の双子の偶数巻に収録される外伝観たいっ!!
でもDARKER THAN BLACK、面白いんだけどBD買うところまでは…と思ってたりもして。ぐ、偶数巻だけ買う?でも、虫食いなのはなんだかなと思ったりも…どうせ全部揃えるなら前作がBOXになってるしな………はっ、もしかしてANIPLEXの罠にはまってる!?
でもDARKER THAN BLACK、面白いんだけどBD買うところまでは…と思ってたりもして。ぐ、偶数巻だけ買う?でも、虫食いなのはなんだかなと思ったりも…どうせ全部揃えるなら前作がBOXになってるしな………はっ、もしかしてANIPLEXの罠にはまってる!?
posted by 天誅丸 at 21:11| Comment(0)
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2008年12月03日
とある魔術の禁書目録…ん?
なに気にインデックスが可愛かったりするとある魔術の禁書目録。え?ロリプニ属性ないッスよ!? テレ玉では昨日というか月曜25時からだったわけですが、ひとつわからないことが。
昨日のラスボス、アウレオルスは思ったことを現実に投影する魔術を使うわけなんですよね?つまり、言葉にしたことを相手に投影して幻影をみせるとかではなく。当麻の右手を切断したのは現実で、彼は本当に右腕を丸ごと持っていかれていたわけで…。
普通なら大量出血で失血死か、ショック状態だと思うんだけど…まぁ、その辺は主人公補正だからいいとして、ちょっとわからなかったのはステイルの方。
彼もアウレオルスのアルス・マグナによって生皮脱いでド派手なヌードにされちゃったわけですが、あれも現実だったわけ…ですよね?
その後しれっと元通りになってましたが、あれはアウレオルスが「もしかしてステイルにも俺の錬金術は通用してないかも」って思ったりしたってことなんでしょうか。
それだけがイマイチ理解できなかったもんだから…それともそれ以外の別の何かがあったのかな。
昨日のラスボス、アウレオルスは思ったことを現実に投影する魔術を使うわけなんですよね?つまり、言葉にしたことを相手に投影して幻影をみせるとかではなく。当麻の右手を切断したのは現実で、彼は本当に右腕を丸ごと持っていかれていたわけで…。
普通なら大量出血で失血死か、ショック状態だと思うんだけど…まぁ、その辺は主人公補正だからいいとして、ちょっとわからなかったのはステイルの方。
彼もアウレオルスのアルス・マグナによって生皮脱いでド派手なヌードにされちゃったわけですが、あれも現実だったわけ…ですよね?
その後しれっと元通りになってましたが、あれはアウレオルスが「もしかしてステイルにも俺の錬金術は通用してないかも」って思ったりしたってことなんでしょうか。
それだけがイマイチ理解できなかったもんだから…それともそれ以外の別の何かがあったのかな。
posted by 天誅丸 at 01:14| Comment(2)
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