2017年06月30日

月がきれい

「月がきれい」が最終回を迎えました。

オリジナルアニメで中学三年生の初恋を描いた作品。

ぶっちゃけ、完全にダークホースでした。でも、最終回まで観終わって、ここ数年では最高だと思います。中学生の特殊能力もなければ大事件も起きない普通の青春ラブストーリー。でも、初回から引き込む魅力があって毎回楽しく観てました。

このアニメ、やはり最大のキモは登場人物を中学生にしたこと。中学生だからこそぎこちない心の動きや態度に納得できるし、微笑ましく観ていられる。小太郎くんの態度を観ながら「どうしてそこで追いかけないんだっ!」とか、「なんでそう返しちゃうの?」って展開も、初恋の中学生なら「そうなっちゃうよなー」とか、初めての付き合いなら秘密にしちゃうよなぁとか、幼い行動も納得できる。中学生からしたら片道2時間なんて距離、果てしなく遠いよね。とはいえ、小太郎君がまるでダメかというと、遊園地の時に比良くんと二人きりだった茜ちゃんをみつけると「彼女だから」と堂々と宣言して男を見せたり。

大人サイドからみれば学力的に無理なのに彼女と一緒の学校に通いたいからと"通学時間2時間"なんて学校、普通は受験させないけれど、それも最後は理解して許してくれて、がんばって受験勉強してる息子をしっかり見守って学校と交渉してくれる母親。小太郎くんに要所要所で重要なアドバイスをくれる書店の立花さん。ここぞというところで絶妙なフォローをしてくれる友人のろまん。支えてくれる脇の人たちもいい味出してました。

付き合い始めてから、その先どうやってお話を展開させるんだろうかと思ったけど、最終回までしっかり面白かった話の組み立ては素晴らしいの一言でした。


EDのLINEが主人公二人の会話だったことのネタ晴らしや、結婚して子供が出来るところまでしっかり描いたこと(これをエピローグとしてEDにまとめたのもよかった)も、最後の最後までスッキリしました。
正直、ちょっと不安だったんですよ。中学生の初恋って結婚まで成就することなんてほぼほぼないし。となれば、最後はすれ違ってオシマイなのではと。なにより太宰治がタイトルモチーフになってるし、「僕の初恋はこうして終わりを告げた」なんて結末もありえると感じていたから。でも、最後の投稿小説からの流れは素晴らしかったし、ハッピーエンドでよかったです。

スタッフのみなさん、ありがとうございます、そしてお疲れさまでした。BD‐BOX買いますよ!
posted by 天誅丸 at 14:07| Comment(0) | アニメ
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